婚活オジサンの独り言

気ままに駄文を書いています。

アニメ「ゴールデンカムイ」3期9話(33話)革命家 感想

大まかな内容

キロランケ達は亜港であるものを待つ。ソフィアは獄中で捏ねて固めたパンをインク壺代わりにし、そこに牛乳を入れてあぶり出し用の手紙を書く。キロランケへの変身であろう。

キロランケは白石を使いソフィアの部下にソフィア脱獄時に着るニブフ族の防寒具を届けさせたりする。そうしながら、キロランケはアシリパに思い出話をする。

長谷川写真館を営む長谷川幸一という人物に日本語を日本語を教わった時の話である。

長谷川はロシア人の女性フィーナと結婚し、オリガという名の子を儲け静かに暮らしていた。そこに名を偽ったキロランケ、ウイルク、ソフィアが訪れ日本語を学ぶ。

キロランケとウイルクはその頭の良さ等から急速に上達させていく。しかし、ソフィアは関心の無さやオリガを抱いたことへの母性の芽生えなのか2人より日本語の上達は遅れていた。

ある日、長谷川は3人の指名手配書を見てフィーナに子供を連れてしばらく実家に帰るように伝える。そしてフィーナと入れ違うかのように秘密警察が長谷川写真館に訪れた。3人は自分達を捕まえに来たと思い1人を拘束し、尋問を行うが、目的は長谷川幸一であったと知る。しかし、そのまま銃撃戦へと発展する。3人は仲間を呼ばれないように次々と警察を倒していく。

一方、フィーナは道の途中で手配書を見つけ引き返してしまう。そのため、ソフィアが撃ったと思われる弾に当たりオリガと共に致命傷を負ってしまう。

それを見た長谷川は3人にこの場をすぐに立ち去るように伝える。

3人は長谷川とはそれっきり会わず、北上して流氷を歩いて海を渡り北海道を目指す。しかし、ソフィアはウイルクに愛の言葉を伝えるがオリガのことが忘れられず、幸せを捨てその場に残り戦うことを選び2人と分かれる。

3人が立ち去った後の長谷川は本名が鶴見篤四郎であることを伝え、オリガとフィーナを自宅店舗と共に焼き立ち去ってしまう。

 

感想

キロランケの思い出話で日本語を教えてくれた長谷川幸一という人物の家族と自分たちに起きたことを聞いているはずが、実は鶴見中尉の過去であったという驚愕の展開で終える原作屈指のエピソード。

番組冒頭で小さいトナカイを見て小学生のようにはしゃぐ鯉登少尉や保護者状態の月島軍曹のやり取りなどのギャグ的な部分がすべて吹っ飛ぶような展開。

ウイルクは淡々と銃を撃ったりと何ともいえない冷たい雰囲気が恐怖心を呼び起こすような感じである。

長谷川(鶴見)はキロランケ達の頭の良さやソフィアがフランス語を使えることからの育ちの良さなどを見抜くというところは流石情報将校として諜報活動をしているだけはるといったところでしょうか。

ソフィはオリガを抱くにつれて母性が出てきたのかウイルクを想うがためなのか日本語を覚えるよりもフィーナとオリガを抱いたりする方が楽しかったようであるが、オリガを撃ってしまったかもしれない後悔からそういう幸せの選択肢を捨ててしまうがの切なかった。

3人に立ち去るように伝える時、フィーナに本名を伝える時、オリガの手に口づけをする時、家ごとフィーナ達を消し立ち去る時の鶴見に怒りを強く押し殺すような雰囲気がとにかくすごかった。

鶴見は諜報活動として潜伏し、現地の女性フィーナと結婚、子供を儲けた方がやりやすかったのであろう。しかし、軍部からの帰還命令あった時、妻子はどうするつもりだったであろうか?

長谷川(鶴見)はフィーナを小指を切り取って行ったが、やはり際しを愛していたのであろう。アイヌの金塊奪取を目指す理由は表向きなもので、本心的にはフィーナ、オリガを想うが故なのであろうか。諜報活動の中でどのような理由で家族になり任務終了が来た時にどうする気であったのかわからないが、そこに愛があったであろう。

また、その一方でキロランケがロシア国境を渡るとロシア側に情報を渡したり、ウイルクをあのようなことにしたりと憎悪を持っているのであろう。この後、アシリパやソフィアと対面していく中で何か語られるであろうか?

キロランケは長谷川=鶴見という認識をする機会は無かったようであるが、鶴見はキロランケ達をあの時の3人組の人物と同一と認識していると思われるので、そこもどうやって知ったのかも気になるところ。

 また、フィーナの死にはウイルクの考えとか色んな憶測が出ていてこれも真相が分かるときが来るのであろうか?

↑この公式ファンブックに長谷川幸一エピソードと鶴見中尉の下の名前の元ネタになった人物の話が掲載されていて、興味深く読んだ。不自然でしかも周りの人が知らない経歴等があったりとしているので、鶴見中尉がかつて長谷川幸一としてロシアにいてロシア語も堪能で妻子がいたということを知る人も殆どいないというのもなんかその時をことをすべて無かったことにしてるようで寂しいですね。

 

 

 

 

ウルトラマンZ22話「それぞれの明日」感想

大まかな内容

長官からストレイジの解散宣告から3日後。ハルキは道場でストレイジでのことを思い出しながら訓練をしいた。そこにヨウコ先輩からの電話で頼みで呼び出される。

ヨウコ先輩の頼みであるタピオカミルクティを購入し、移動中に宣伝部がセブンガーの展示とPRイベントをしている場所に出くわす。セブンガーを見ていると宣伝部に協力してアナウンスをしていたユカ、ピエロに扮して風船を配っていたバコさんと会う。

またその同時期、ヘビクラはピザ屋に扮し警備をくぐり抜けて基地に入り、D4レイを使いこなすために開発中のキングジョーに続く4号機を目撃する。そこでウルトラマンの光線のデータを必要としていることを知る。

ハルキ、ヨウコ、ユカ、バコは休憩がてら近況を話しているところにバロッサ星人(3代目。2代目の兄らしい)が現れる。ハルキとヨウコが応戦するが苦戦するところにバコさんが昔ちょっとのジークンドーで撃退する。それをハルキが追い、人がいなくなったところで小型ウルトラマンZに変身し戦う。追い詰めたところでジャグラスジャグラーが邪魔をし、逃がす。

バロッサ星人が巨大化したためウルトラマンZも巨大化。ヨウコはバコさんが展示中でもすぐに動かせるようにしていたセブンガーに乗り参戦。Zはアルファエッジからベータスマッシュにチェンジし、セブンガーと共にプロレス技で戦う。そこに防衛軍に吸収され別のパイロットが乗るキングジョーが到着。バロッサ星人が追い込まれるとジャグラーはトライキングに変身し、参戦。今度はZはトライキングと、セブンガーとキングジョーはバロッサ星人と戦う。Zはゼスティウム光線をトライキングに向けて撃つとトライキングはそばにいたキングジョーを盾にする。そして、その間にデータ収集を防衛軍側が行う。

キングジョーは大破。トライキングは目的は果たしているがなぜかファイブキングになり攻撃を続ける。Zはデルタライズクローとなり倒しにかかるが、ベリアロクの気分でまた地面に突き刺さってしまう。

バロッサ星人との戦いでバランサーが壊れたセブンガーはベリアロクの側に倒れこんだため、ヨウコはベリアロクを抜こうとするが、例のごとく問答が始まる。しかし、ヨウコはそんなベリアロクを煽るか達で使用可能にしてしまう。そして、ヨウコはレッグキャリアーに乗りユカにコアシップに乗り込みレッグキャリアーを動かすように頼み、セブンガー波乗りスペシャルクラッシュをバロッサ星人に食らわせ撃破する。

対ファイブキングではベリアロクの使えない接近戦向きのデルタライズクローは分が悪いと判断したのかガンマフューチャーになり離れた場所からガンマイリュージョンなどを行い、最後はジードから授かったギンガ、エックス、オーブ3つのメダルを使いギャラクシーバーストで倒す。

その後、バコは残る元部下達にロボット達を頼み去っていく。また、ハルキは警備、ヨウコは新型ロボットのパイロット候補、ユカは怪獣研究センターに異動が決まり、それぞれ準備などを行っているところにヘビクラも現れる。ハルキは今までのことを否定されたようで悔しいとヘビクラに伝えるとヘビクラは新しい場所で見返してやれ、俺もそうするつもりだと励まし、去っていく。

 

感想

ハルキの上半身裸での稽古は、お母様たちへのサービス、ヨウコのホットパンツ&ニーソはお父様たちへのサービス…じゃなく単に監督の趣味らしい。

ジャグラーがピザ屋に扮して基地に入った時に金属探知機等で検査を受けていたが身分証などは確認されなかったのだろうか?配達だからとそこの辺は気にしなかったのだろうか?

ヨウコは暇だからとハルキを呼び出したり、やたらと腕相撲をしたがったり、映画チケットを出したりしているが、ハルキに気でもあるのであろうか?腕相撲にハルキが勝ったら一人前の男として認めるとか?

セブンガーの整備がてらバコさんが呼ばれて展示中のセブンガーをメンテしていが、単にセブンガーを移動させる際に乗って動かすためだったんだろうか?それとも、動態保存(例えば、博物館等で車や蒸気機関車等を動かせる状態にして実演したりする)して広報活動の一環で操縦したりしてたのだろうか?

ウルトライドゼロはデルタライズクローをモデルにしているのか、顔がウルトマンゼロ味がある。このロボが今度どう関わるのであろうか?

ベータスマッシュとセブンガーがプロレス技で戦っている時、初めてベータスマッシュになり戦った時にセブンガーの背中でゴングを鳴らしたトンカチを持った大工の人形看板が修復されて屋根にあったのは安心した。

3代目バロッサ星人はキングジョーのミサイルを浴びている時に「熱盛」を連呼していたが、中の人ネタなのであろうか?

トライキングになったヘビクラジャグラーはZにゼスティウム光線を使わせるという目的を達成したのになぜ攻撃を続けていたのだろうか?

ファイブキングが倒されてヘビクラがメダルを回収しなかったため、何者かが拾うがこれは長官なのだろう。制服らしき足元、手の加齢具合と毛深さからそうであろう。

元整備班のメンバー2人が家庭のためにその場に残る選択したこと、その場をさる若手が悔しそうに訴えること、今まで我が子として手塩にかけて大事にしてきたロボットを託して去るバコさんと色々考えさせられた。バコさんこれから何をする気なんでしょうね?年だしリタイアなのかな?

ヘビクラは最後に大切にしていた盆栽に離れた廃棄札を剥がして立ち去るが、この際にハルキが何をするのかという問いにも答えなかった。どうするつもりなのであろうか?

キングジョーが初めて怪獣を倒した際、ようやくウルトラマンの力無しに倒せる所まで来たと感慨深く喜んでいたので、ウルトラマンの力を解析して出来たウルトライドゼロは喉から手が出るほど欲しいかもしれない。来週は暗躍してるっぽいので、奪取とか考えるであろうか?また、次週予告では長官の片目が赤く光っていたので、やはりセレブロに寄生されたようである。Zとジャグラーセレブロとどう絡みながらフィナーレに走っていくのか気になる所が沢山となってきた。

 

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ゴールデンカムイ 261話「消防組」 感想

大まかな内容

アシリパを探す菊田特務曹長は、アシリパを確保した鶴見中尉達がいる場所にたどり着く。モブの兵士が銃を突きつけるが、菊田特務曹長とわかり、銃を下ろす。

そこには毛布に包まれた宇佐美上等兵の亡骸も横たわっており、菊田特務曹長は驚く。

宇佐美上等兵を撃った狙撃手がいるので注意が必要としつつビール工場から脱出に動き出す。

ヴァシリは、フンフン尾形フンフンと尾形の狙撃手としての行動を読み、狙撃可能な場所を探す。一方の尾形もヴァシリと確認したかのように行動を読む。

海賊房太郎と攻撃を仕掛けてくる杉元に再度手を組みアシリパさん奪還の提案をする。しかし、杉元は一度裏切った人間より土方歳三等を信じたほうがマシだし、アシリパさんが連れされている姿をヴァシリが見つけたら撃つはずだとして房太郎に更に攻撃をしかけるが、白石が杉元を制止し、手を組ませる。

そして移動中に装備等を奪われた消防組を発見し事情を聞く。そこで鶴見中尉達第7師団組が消防組に扮し消防車を奪取してビール工場から逃走していることがわかる。

それを追うため、房太郎はビール工場内にあった宣伝カーを運転して追うことになる。

 

感想

菊田特務曹長は鶴見中尉に中央のスパイということがバレていて踊らされているのでは?という感想を見かけたけど、はたしてどうなのだろうか?モブの兵士が銃をつきけたが、それはアシリパ確保を命じられている状態で突然現れた菊田特務曹長につい銃を突きつけてしまったように見えるし、鶴見中尉の反応も淡々としていて分かりづらかった。

海賊房太郎は満身創痍なはずなのに、最後は車を運転して第7師団を追おうとしていてかなりタフである。顔色一つ変えてない様子。片耳、片肩を切られ、腹部に銃槍を負っている。さらにビール海を泳いだり殴られたりもしているが平然と杉元と渡り合ったりしている。不死身なのだろうか?

海賊房太郎は車の運転をエディー・ダンと知り合い意気投合した時に覚えたようであるが、なぜか若山親分もいて3人とも半裸で車に乗っているという不思議な状態。しかも、若山親分は首輪らしきものまでしている。これは姫がいう浮気このとなのであろうか?

今回登場した宣伝カーは、検索してみると、明治42年に別のビールメーカーで使用された宣伝カーに酷似している。また、どことなく現在のレッドブルの宣伝カーの元祖かのような印象も受ける。

杉元達は第7師団を追うが無事にアシリパをを奪還できるのだろうか?ソフィア等ロシア勢力の横やりが入ったりしないのだろうか?

全員がビール工場を離れていいくなか、ヴァシリと尾形は日露国境線での狙撃対決の第2ラウンドかのようにお互いに姿を探し始めたけど、ここで決着がついてしまうのであろうか?

 

 

アニメ「ゴールデンカムイ」3期8話(32話)人斬り 感想

大まかな内容

鶴見中尉はある程度刺青人皮が揃ったことで暗号解読の着手に乗り出そうとしていた。

また、杉元はアシリパが刺青人皮を書き写している時の会話を思い出しながら気がついたことがあるが鯉登少尉等には教えないと伝える。

更に場面は変わり、釧路にいる土方歳三一行は、網走監獄の隠し部屋に犬童典獄が置いてあった土井新蔵が持っていたという物の正体を知るために聞き込みをしていた。

そこに蝗害で村が被害にあった(姉畑支遁〜ラッコ鍋のあたりのこと)ため、ヤン衆として出稼ぎにシシャモを取りに来ていたキラウシに牛山が偶然寝床を聞く。そしてキラウシに物の正体が根室にしかいないエトピリカのくちばし部分であると聞き、土井新蔵は根室にいると考えた土方は案内を頼む。

永倉は牛山に気を引き締めて行くように忠告する。牛山は土方永倉より年上ではとたかをくくるが、土方は土井新蔵は偽名で幕末に京都で暗殺を行っていた人斬り用一郎であると正体を伝える。

根室では、和人でありながらアイヌの服(アツシ、アットゥシ、アッシなどと呼ぶ)を着ている老人がいた。他の人物にぶつかって倒れたり、海に入って入水自殺と思われるような行動を取ったりしていた。そこに、元幕府の用心の遺族から用一郎の暗殺の依頼を受けた刺客達がやってきていた。

用一郎は明治に入って根室に流れ着き、コタンの女性と結婚したが和人を殺めて網走監獄にいたが嫁の死期が近いと知り脱走。先立たれてからコタンを出て港で働いている。しかし、用一郎は港を出ていくように言われた時に刺客達が乗り込んで来る。

刺客が用一郎につめより刀を抜いた時に刃の光を見て感覚が幕末の頃の用一郎自身に戻り刀と斧を奪い取り刺客達を倒そうとした時に土方歳三が乗り込んでくる。それを見た用一郎は土方歳三を幕末当時の姿で認識し、挑発をする。

すきを突いて刺客を切り倒し外に出ていく用一郎。それを見ていた土方歳三は用一郎に死期が近いと察したのか、ゆっくりと後を追う。用一郎は先生と慕っていた人の幻影を見ながら切腹や死ぬことが嫌だと泣き崩れる。

そこに土方歳三が現れ剣での一騎打ちを行い、用一郎は敗れる。土方歳三介錯をして楽にしてやろうとするが、用一郎は楽に死ぬのは申し訳ないとして拒み、土方歳三から犬童が持っていた用一郎のエトピリカのくちばしを返す。そして用一郎は妻の幻影を見ながらこときれる。

場面は変わりアシリパ達は漁をしていた。尾形が撃ったのはクジラ(本当は白イルカかな?)を食料にするのにアシリパは杉元が持っていたオソマ(うんこという意味であるらしいが、物は味噌で、味噌の文化が無いアシリパにはそう見えている)で味付けをして喜んで食べる。食べ終わった頃に尾形が「ヒンナ」と言ったことで歓喜するが、白石とキロランケは興味を示さずにどうやってソフィアと会うのかという話になる。方法としては灯台に残されている爆薬(日本軍が来た時に爆破するようにと渡されたもの)を手に入れること、後もう1つを待つということで終了。

 

感想

原作でも人気が高く、期待されていた人斬り用一郎のエピソード。

人斬り以蔵こと岡田以蔵がモデルとされている。

奥さんに先立たれ、おねしょなど認知症と思われる行動が出だし、「死に際がわからなくなる前に」と海に入ったりする。何故か用一郎を気にかけ何かと面倒を見るヤン衆の男が被害に巻き込まれ無くてよかった。

刺客が来てからの原作では「ギラッギラ」と過去の幻覚を見る演出が良かった。認知症の人が昔のことをよく覚えていたりするそれに近いのだろうか?偶然、You Tube認知症で老人ホームにいる元バレリーナ白鳥の湖を聞いたら踊ったがその後まもなく息を引き取ったという動画を見ていたのでそれを思い出した。

用一郎が土方歳三を見て「今日は一人か?」と挑発するがこれも幻覚なのであろう。それで一瞬土方歳三は表情を変えるがこれは挑発捉えていたのだろうか?それとも用一郎の死期が近いことを悟ったのであろうか?その後に牛山が「仲間に入れるか?」というと「あいつはもう…」と断っている。

用一郎が捕縛され先生に尻尾切りにされ裏切り者、切腹はいやだ、こんな死に方は嫌だと幻覚を見ながら泣く部分はとてもつらい。

汚れ仕事をさんざんし、尻尾切りとされ傷つき、根室に流れ着き奥さんと知り合ったことでアイヌの意味である「人間」として穏やかな生活があったのであろう。

それに反し、土方歳三は幕末で時間が止まっていると用一郎は評す。

奥さんの幻影が現れたことで用一郎の目の光が失われ、用一郎は事切れ、用一郎と奥さんかのようなつがいのエトピリカが飛んでいく。それを見ながら「俺はまだ走れる。そうだろ?ガムシン」と永倉に同意を求めるが、永倉は何も答えなかった。永倉は以前死に場所を探しているような土方歳三を案じていたが、その時何を思っていたのであろうか?

 用一郎の背負った業や人として生き、かつての敵に切られて最後を迎えるというところはどことなく池波正太郎原作の時代劇を見ている様だった。

 

ウルトラマンZ21話「D4」感想

大まかな内容

防衛軍が対怪獣用最終兵器としてバラバの角をもとに開発したD4レイの実験が行われ、半径1Kmが無くなる威力を誇ること、そのD4をキングジョーストレイジカスタムに搭載運用することが防衛軍によって決定されたということを長官から知らされる。

その威力、キングジョーの強度から耐えられるかも不明であり、アンダーコントロールと言えるかと疑問をぶつけるストレイジの面々。

ハルキはウルトラマンZがいると反発するが、長官はウルトラマンZがいない時はどうするのかと退ける。

すぐに整備班の所に防衛軍作戦部長とその部下が乗り込みキングジョーにD4の搭載を始める。バコさん達整備班も戸惑い反発するが作業は進められていく。

ハルキはウルトラマンZに相談するが「それはこの星の人類が決めることだ」と答える。そこにD4のエネルギーに引き寄せられた隕石が落下し、そこからケルビムが出現する。ケルビムはキングジョーに搭載中のD4が狙いだった。

そこでヨウコはキングジョーで出撃をする。ハルキもウィンダムで出撃を試みるが長官から止められる。

キングジョーが出撃するときにはケルビムが到着、隕石も沢山落下。そこから更にケルビムが出てくる事態となる。そこでハルキが再度出撃を嘆願。長官は却下するが、ヘビクラ隊長が指揮官として責任を持つと長官を説得し、出撃をさせる。ウィンダムも到着し、ケルビムを倒しても更に隕石から現れるということで、大元を叩く必要が出る。

そこにウィンダムが戦闘不能になったことでハルキはウルトラマンZに変身。キングジョーと共闘していく。そこにユカが宇宙にケルビムを誕生させている大元がいると解析。ヨウコは地上のケルビムを引き受け、ウルトラマンZに宇宙のマザーケルビムを倒すように頼む。

ウルトラマンZはマザーケルビムを倒すが、地上では多勢に無勢で誘導弾も尽き追い込まれたヨウコは長官の命令や複数のケルビム等からついにD4を発射してしまう。

キングジョーはその力に80%のダメージを負い倒れる。ケルビムは一掃できたが、更に次元が崩壊し始める。宇宙にいたウルトラマンZは即座に地上に戻りゼスティウム光線をぶつけることで次元崩壊の広がりを食い止める。

これにより、ヘビクラ隊長と長官はD4はアンダーコントロールにあると決断。また、ストレイジは作戦に反したことで解散とされてしまう。

 

感想

クリヤマ長官は、最初にD4を説明した時と階段で胃痛をこらえている時に来た隊員(片目が光ったのでカブラギから寄生先を変えたセレブロだろう)と挨拶した後のケルビム飛来後とでは明らかに態度が違うので、おそらくセレブロが憑依したのであろう。

ハルキがウルトラマンもいるとD4の使用を拒んだ時、長官は「ウルトラマンは不確定要素」「いなくなった時どうする?」とハルキを諭しいる。しかし、キングジョーがD4を使用し次元崩壊をお越しかけたのをウルトラマンが食い止めていながらアンダーコントロールにあるという防衛軍の判断で押し切っている。キングジョーは発射の衝撃にも耐えられておらず、しかもウルトラマンZがいなければキングジョーとパイロットのヨウコを失うとこであり、周辺は実験をした島と同じもしくはそれ以上の最悪な事態になっていたかもしれず、責任追及をされかねない状態であるのに、そこは不確定要素という考えには入れられてなかった。

ユカはバラバの角に興味を示していたが、D4開発には関わってなかった様子で、慎重論を唱える。これは作戦部長の女性とは考えが違うのであろう。しかも、作戦部長はウルトラマンの力に興味を示していたので、良からぬことを考えている可能性がある。

長官はストレイジ創設者であるようだが、無慈悲に解散を伝えたところを見てもやはり、セレブロのコントロール下にあるのであろう。また、作戦部長の女性の様子も普通とは思えないので、こちらも寄生もしくはコントロールされているのかもしれない。もしかしたら、セレブロは寄生した人間以外の人間もコントロールできるということなのであろうか?

ヘビクラ隊長はストレイジ解散を伝えられた時に「へっ!」と鼻で笑っていたが、何か思惑があるのであろうか?

OPの2番の歌詞の雰囲気から最後はウルトラマンZは人間と戦うのでは?という憶測が流れていた。この最終章の開始のような状態でセレブロと防衛軍が動きがしたこと、今までのセレブロと防衛軍のやらかし方を見てると、セレブロ配下にある防衛軍と戦うことになるということなのであろうか?ジャグラスジャグラーはそうなるとラスボスではなくなり単にウルトラマンがいなくても怪獣を倒す力を得るというキングジョーの初白星の時に見せた喜びがやはり目的で悪さをする気は無いのであろうか?

 

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ゴールデンカムイ 260話「死守」 感想

大まかな内容

月島軍曹がアシリパ達がいる場所にたどり着く少し前の状況からスタート。

月島軍曹を呼ぶ鯉登少尉の背後にビールの海から海賊房太郎が姿を表す。そして、鯉登少尉をビールの海に引きずり込んでしまう。

現場に駆けつけた月島軍曹はアシリパから鯉登少尉がビールの海に引きずり込まれたことを伝えられる。そして、意識朦朧としながら逃げようとするアシリパを確保しようとしている時にビールの海から水音が聞こえ、鯉登少尉がいることを察知する。

鯉登少尉は海賊房太郎に絞められ、危険な状態。そのため、アシリパ確保という任務よりも鯉登少尉の救出を優先してしまう月島軍曹。

それでアシリパと海賊房太郎がそれぞれ逃走する。鯉登少尉は月島軍曹が任務の優先を注意する。

アシリパは何とか逃れられたと思ったが、二階堂に見つかり捕まってしまう。そこに鶴見中尉とその配下の兵士、鯉登少尉、月島軍曹が合流し、アシリパ確保、死守をして現場から去ろうとする。

海賊房太郎は再度杉元に見つかり、杉元が斬りかかる。

白石、門倉達が戻らないと案じる土方組。ビール工場が倒壊を始め門倉は土方のお供ができないことをわび、意識を失う。そして、外では門倉を案じるキラウシであったが、凶運の持ち主である門倉はビール工場の倒壊の衝撃等からうまい具合に外に放り出され、土方組の近くの布団に包まれてビールを飲んでる夢を見ているかのような寝言を言いながら終わる。

 

感想

前回の終わりに月島がアシリパ確保という任務を優先するのか、鯉登少尉救出を優先するのか気になりましたが、最初はアシリパ確保しかけてましたが結局鯉登少尉救出を優先しましたね。やはり、樺太編で鯉登少尉やスヴェトラーナ、いご草ちゃんの記憶などから人間らしさが戻ってきているのでしょうか?杉元がアシリパさんと接することで人間らしさを戻してきている様に。

アシリパさんは何とか逃げられたと思ったけど、行方のわからなかった二階堂に捕まってしまいましたね。ある程度正気になってましたが。そして、まさか、義手に仕込まれた箸が役に立つことがあるなんて思ってもなかったです。

宇佐美を失って機嫌が良くないのか、二階堂が「杉元が生きていた」と報告してもそっけない態度であったし、鯉登少尉が報告をしてもそっけない態度であったことがまた鶴見中尉の不気味さを強調していた。

そして、鯉登少尉が鶴見中尉を前に薩摩弁を出さずに普通にしゃべれたことで鶴見中尉への気持ちが離れていることを悟られたと思ったのか鯉登少尉もハッとするが、鶴見中尉の代わりに手を汚す役の月島軍曹が怖い顔で鯉登少尉の方を見ていたのが印象的だった。これがどう動くのか?鶴見中尉的には泳がせておくのか?試す様な行動に出るのか?鯉登少尉と月島軍曹は鶴見中尉のもとにいられるのだろうか?戦うことになるのか?など気になりますね。

海賊房太郎は前回に続き、今度は月島軍曹に脇腹を銃で撃たれてますが、まだ元気に動き回っている。かなりタフですが、再度杉元が襲いかかってきたことでどうなることやら?

そして、有古や夏太郎。キラウシ質を久しぶりに確認できたと思ったらビール工場が大崩壊を起こしてしまう。企業のイメージとして倒れる、壊れるとかはご法度にする企業が多いだけに、寛大だと驚いた。また、その倒壊に巻き込まれた門倉がピタゴラスイッチかのように外に出され、布団にくるまり、枕元に瓶ビールがある状態(寝酒のような感じ)になって寝て終わるという壮大なオチにすべてを持っていかれた様な印象。

あと、杉元を助けに行った白石はどうしたんでしょうね?

公式ファンブックが発売されましたが、実は某密林で予約をしたら発送がまだなので、中を見れていないという残念な状態。届くのを楽しみにするのみ。

 

 

アニメ「ゴールデンカムイ」3期7話(31話)メコオヤシ 感想

大まかな内容

猛吹雪の中を2台の犬橇に分かれて進む杉元達先遣隊+エノノカ&ヘンケ。

しかし、見通しが利かない状態となり次第に杉元、谷垣、チカパシが乗る犬橇が鯉登、月島、エノノカ、ヘンケの乗る犬橇からはぐれ始める。

月島と谷垣が銃を鳴らしお互いを居場所を知らせるが、吹雪に視界も音もかき消される。鯉登達は走行中に見えた建物に避難し、 杉元達は谷垣のマタギとしての知恵を駆使しながら寒さと雪風をしのごうとする。杉元は寒さと眠気から戦時中の事などを思い出している時に視界に灯りが目に入る。

鯉登達が避難した今は使われていない灯台の明かりであった。それにより、杉元達は九死に一生を得る。

灯台は今は使われいないが、今も灯台守の夫婦が暮らしており、食事などを振る舞ってもらう。その際、スヴェトラーナという娘がロシア兵とか駆け落ちしたことを聞く。

そのため、杉元は夫婦にお礼代わりにスヴェトラーナを探す約束をする。

途中立ち寄った樺太アイヌの村でエノノカがチカパシにメコオヤシ(樺太アイヌに伝わる化け物のお話で、大山猫のことだとされている)の話をする。それを聞いた鯉登は杉元に尾形の異名山猫のこと、軍での評判等を話す。

シーンは変わり、アシリパも大山猫の足跡を見つけたことでキロランケからウィルクと大山猫に関わるエピソードを聞き、ウィルクから聞いたことがあると興味を持つ。そして、キロランケは自分たちのリーダーだったソフィアに会えばもっとウィルクの話を聞けるとソフィアが収監されている亜港監獄を目指す。

そこでは、ソフィアがむち打ちの刑を受け、灯台守夫婦の娘スヴェトラーナもいた。そこにキロランケからの手紙が届きキロランケ(ユルバルス)が戻ったと知り喜ぶ。

 

感想

遭難していく危機感が強く描かれていて息を呑む感じだった。

月島も谷垣も雪国出身でホワイトアウトをした時の判断が素早い。

谷垣は戦地で杉元にカネ餅を上げているが、本人は杉元にあげたという自覚もなく、杉元も味に覚えはあるけど、谷垣にもらったという自覚はないというめぐり合わせが興味深い。

犬ぞりに加わったリュウが足を引っ張り遭難したと思われたが、実はリュウは正しい方向に進もうとしていたということが後にわかる。優秀な猟犬であるので、匂いで追おうとしたのだろうか?

スヴェトラーナの両親からスヴェトラーナの話を聞いた時、月島がグッと歯を食いしばるシーンがある。いご草ちゃんと自分のことを思い出しのだろうか?

鯉登、月島から尾形の異名、山猫の隠語の話を聞いても杉元はくだらないと吐き捨てる。物語初期に白石がアシリパさんをアイヌの子だと見下すような発言をした時も嫌悪感を示したが、自身の経験もあるのだろうが、偏見みたいなものが心底嫌いなのだろう。物語中、よく「優しい」と言われる所以なのだろう。

ソフィアがついに登場した。原作では描かれているが、流石にアニメでは出せないのか、カットされてる部分がありましたね。

ソフィア登場等色々印象的な部分もありつつも次回予告の「人斬り」で全て持っていかれた感がある。原作ファンの中でも好きだと上げる人も多い人斬りのお話。どのようにアニメで表現されるのか楽しみです。