婚活オジサンの独り言

気ままに駄文を書いています。

アニメ「ゴールデンカムイ」3期7話(31話)メコオヤシ 感想

大まかな内容

猛吹雪の中を2台の犬橇に分かれて進む杉元達先遣隊+エノノカ&ヘンケ。

しかし、見通しが利かない状態となり次第に杉元、谷垣、チカパシが乗る犬橇が鯉登、月島、エノノカ、ヘンケの乗る犬橇からはぐれ始める。

月島と谷垣が銃を鳴らしお互いを居場所を知らせるが、吹雪に視界も音もかき消される。鯉登達は走行中に見えた建物に避難し、 杉元達は谷垣のマタギとしての知恵を駆使しながら寒さと雪風をしのごうとする。杉元は寒さと眠気から戦時中の事などを思い出している時に視界に灯りが目に入る。

鯉登達が避難した今は使われていない灯台の明かりであった。それにより、杉元達は九死に一生を得る。

灯台は今は使われいないが、今も灯台守の夫婦が暮らしており、食事などを振る舞ってもらう。その際、スヴェトラーナという娘がロシア兵とか駆け落ちしたことを聞く。

そのため、杉元は夫婦にお礼代わりにスヴェトラーナを探す約束をする。

途中立ち寄った樺太アイヌの村でエノノカがチカパシにメコオヤシ(樺太アイヌに伝わる化け物のお話で、大山猫のことだとされている)の話をする。それを聞いた鯉登は杉元に尾形の異名山猫のこと、軍での評判等を話す。

シーンは変わり、アシリパも大山猫の足跡を見つけたことでキロランケからウィルクと大山猫に関わるエピソードを聞き、ウィルクから聞いたことがあると興味を持つ。そして、キロランケは自分たちのリーダーだったソフィアに会えばもっとウィルクの話を聞けるとソフィアが収監されている亜港監獄を目指す。

そこでは、ソフィアがむち打ちの刑を受け、灯台守夫婦の娘スヴェトラーナもいた。そこにキロランケからの手紙が届きキロランケ(ユルバルス)が戻ったと知り喜ぶ。

 

感想

遭難していく危機感が強く描かれていて息を呑む感じだった。

月島も谷垣も雪国出身でホワイトアウトをした時の判断が素早い。

谷垣は戦地で杉元にカネ餅を上げているが、本人は杉元にあげたという自覚もなく、杉元も味に覚えはあるけど、谷垣にもらったという自覚はないというめぐり合わせが興味深い。

犬ぞりに加わったリュウが足を引っ張り遭難したと思われたが、実はリュウは正しい方向に進もうとしていたということが後にわかる。優秀な猟犬であるので、匂いで追おうとしたのだろうか?

スヴェトラーナの両親からスヴェトラーナの話を聞いた時、月島がグッと歯を食いしばるシーンがある。いご草ちゃんと自分のことを思い出しのだろうか?

鯉登、月島から尾形の異名、山猫の隠語の話を聞いても杉元はくだらないと吐き捨てる。物語初期に白石がアシリパさんをアイヌの子だと見下すような発言をした時も嫌悪感を示したが、自身の経験もあるのだろうが、偏見みたいなものが心底嫌いなのだろう。物語中、よく「優しい」と言われる所以なのだろう。

ソフィアがついに登場した。原作では描かれているが、流石にアニメでは出せないのか、カットされてる部分がありましたね。

ソフィア登場等色々印象的な部分もありつつも次回予告の「人斬り」で全て持っていかれた感がある。原作ファンの中でも好きだと上げる人も多い人斬りのお話。どのようにアニメで表現されるのか楽しみです。