婚活オジサンの独り言

気ままに駄文を書いています。

アニメ「ゴールデンカムイ」3期11話(35話)罪穢れ 感想

大まかな内容

いくつかのグループが同時進行していくように話が入れ代わり立ち代わり進んでいく

杉元と白石サイド

再開を喜ぶのもつかの間、杉元は網走監獄で尾形がキロランケと結託して自分とのっぺらぼう(ウイルク)を撃ったことを白石に伝え、アシリパのもとに急ぐ。

途中、流氷が割れ流されるアクシデントが起こるがアシリパに教えられた知識を用いて流氷の流れから脱出を図る。

そしてついに尾形とアシリパがいる場所にたどり着く。

鯉登少尉、月島軍曹、谷垣サイド

月島はうずくなっていたスヴェトラーナを見つけ、灯台の両親が心配をしていることなどを伝え身勝手なスヴェトラーナを叱責する。その一方で先を進んでいた鯉登達は亜港監獄を脱走した囚人に襲われる。谷垣は銃を奪われ発砲されるが流氷で防ぎ打撃を加えて撃退する。月島は抜刀後すぐに薩摩示現流で斬撃を加えて倒す。

谷垣が銃を拾い上げた直後、発砲音を聞き様子を見に来たキロランケと遭遇し、谷垣とキロランケの戦いになる。谷垣はキロランケが網走監獄でインカラマッを刺したマキリを刺し撃退。

倒れていた谷垣を見つけた鯉登と月島はキロランケを追う。そこに爆薬に繋げられた谷垣の銃が仕掛けられており、うかつに鯉登が拾ったことで月島が負傷をしてしまう。

谷垣に続き月島が負傷したことで激昂した鯉登はキロランケを見つけすぐに戦闘に入る。

アシリパ、尾形サイド

暗号を解く鍵であるウイルクの北海道アイヌ名を思い出したアシリパ

風が強くなったことでキロランケの案で風を凌ぐことになるが、尾形の呼びかけで2人で薪になる流木を拾いに行く。

しかし、それは尾形がアシリパと二人きりになるための罠だった。2人になった尾形はアシリパに暗号を解く鍵を聞き出そうとする。そんな時、銃声を聞き双眼鏡を覗くと杉元の姿を見つける。焦る尾形は網走監獄でのできこごとに嘘を加え、杉元の頼みでもあるとするが、アシリパが質問を加えていくうちに嘘が発覚する。

尾形に対して毒矢を構えて牽制するアシリパ。それに対し、今度は尾形は勇作殿とアシリパを重ねて見ているかのように不殺を貫き清いままであろうとするアシリパに自分を殺すように煽る。

そんな時、追いついた杉元の怒号が響き、驚いたアシリパの手から放たれた矢が尾形の目に命中する。するととっさに杉元が毒矢の刺さった目ごと切り取り毒を吸い出す。

その後、杉元に抱きついたアシリパのまぶたが杉元のコートの金属製ボタンに張り付いたことで白石の小水で剥がすという荒業に出てしまう。

 

感想

とにかく展開が目まぐるしい。

スヴェトラーナは都会を見たいがために誘拐され、強盗をして捕まって連絡をしてないというしょうもない理由であったが、最愛の人と連絡が途絶え苦しんだ経験を持つ月島が叱責するところが切なかった。

谷垣VSキロランケでは、意外と打撃戦が強いことがわかる。谷垣が刺されそうになった瞬間、インカラマッを思い出しマキリを返すと刺す谷垣が久しぶりに男前感出ていた。

アシリパに暗号の鍵を聞き出すためとはいえ嘘をつきだす尾形の「トメ」「故郷に帰りたい」「あんこう鍋を食べたい」は全て本人の本心なのではないだろうか?「トメ」は尾形の母の名前で杉元の想う幼馴染でトラジの奥さんは梅ちゃんだし。あんこう鍋は尾形の好物であり、杉元は干し柿を食べたいのである。

尾形は勇作殿に言われたことを相当根に持っているのであろう。勇作殿で確かめられなかったことをアシリパにし、高潔な人間はおらず、自分同様に人を殺しても後悔しないというのを確かめたかったのであろうか。

アシリパさんとの再開後、天が祝福するかのように光が射し始めるのは良いけど、その後のシャンパンファイトならぬ小水ファイトという今までにない展開で思っ苦しい展開をふっとばしてしまった。

月島は今までこの度で大きく成長した一人なのであろう。月島、谷垣の負傷で激昂し「俺の部下達を」と複数形で怒りを顕にする。谷垣は正式に除隊しているわけではないので、部下当然ではあるが、自分が上官であるという自覚が出てきているのであろう。父の願いとして成功なのかもしれない。

アニメ第3期もラスト1話。後はどこまでいくのか気になるところ。