婚活オジサンの独り言

気ままに駄文を書いています。

アニメ「ゴールデンカムイ」3期10話(34話)狼においつく 感想

大まかな内容

アザラシを狩り食料調達をしている時、なぜか流氷の上にトナカイを見つけ不思議がるアシリパ達。

古い灯台で手に入れた火薬を亜港監獄の壁に仕込み、ソフィア達の脱獄準備をするキロランケ達。夜が明け、爆破音と同時にソフィアとその手下の囚人たちは一斉に外に出て看守達と戦闘に入る。

一方の杉元達も亜港監獄の方で起きた異変に気が付き駆けつけようとする。

爆薬が古く1箇所しか壁が爆破できなかったため、そこから出ようとするが、アムールトラが現れ、ソフィアや囚人達に襲いかかる。キロランケのかつての名前ユルバルス(虎)にかけてソフィアはとんだユルバルス違いだと言うが果敢にも手下たちと虎と戦いなんとか虎を退かせる。

そのスキに壁から出るとアシリパに気が付き近寄る。そこにキロランケも現れいい女になったと喜ぶが、ソフィアは「よくもウイルクを」と頬を叩きすぐに逃走にかかる。

ニブフ族の衣装に着替え、近くで漁をしている漁師に紛れて流氷を逃げていく。その際、ソフィアはアシリパ達にウイルクとの出会いから話をしていく。そして、彼の考え、狼への憧れ、ウイルクと言う名の由来を話す。そして、アシリパはウイルクの北海道アイヌとしての名前を思い出しすと同時にそれが刺青人皮の暗号を解く鍵であることに気がつく。

一方、小便をしようとした際に流氷が割れて別れてしまった白石は流氷が傾き海に落ちる寸前。落ちる寸前のところで何者かが手を掴み助けられる。その助けた者は他の先遣隊を置いて先にアシリパ達を追った杉元であった。

 

感想

アムールトラの描写がとにかく丁寧。

ソフィアがあの体格でものすごく身軽に囚人や虎と戦える身体能力がすごい。

遠く離れた場所からでも谷垣、月島等が撃った銃声から1つだけ古い銃の音がすると聞き分ける尾形の銃声ソムリエっぷりがすごい。

谷垣がアムールトラにびっくりした時にコートのボタンが飛んだのは後になって気がついた。

ウイルクが狼に憧れたことから、冷静かつ合理的に最適解を導き出し冷酷なまでの行動を取る人物が紹介されたが、やはり淡々としていて怖いものがある。

ソフィアがキロランケの頬を叩いた際に「よくもウイルクを」と発してその後特にやり取りはなかったが、それは網走監獄でキロランケの考えてでの結果であるということをキロランケの手紙で知ったからであろうか?それとも別に理由があるのであろうか?

ウイルク(樺太アイヌ名であり、ポーランド人の父がポーランドの「狼」にちなんでつけた)の北海道アイヌ名「ホロケウオシコニ(狼においつく)」が刺青人皮の暗号を解く鍵であるという事にアシリパが気がついた。その際、最初に杉元と一緒に書き写した刺青人皮の囚人の中に「迂」等、読み方で「ホロケウオシコニ」の文字に該当するものがいくつか入っている様だ。これを何かしらでつなぎ合わせると謎が解けるのであろう。この事に気がついた際に尾形はすぐにその様子を察知したが、その洞察力がすごい。スナイパーならんでは特性なのか、それとも彼の育っていく過程で得た性格的なものなのであろうか?

白石はせっかくもらったお守りであったが、ある意味お守りに守られたんであろう。占いでの死を表す暗示は白石ではなかった。

後2話で第3期も終わるけど、どこまでやるのか?この先は一気にハラハラ・ドキドキのシーンが続くので、どうアニメで表現されるのか楽しみ。